『12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる!』を読んだ話とか

図書館をフラフラしていたら見つけて、なんとなく気になったので借りてみた。

そしたら、これって結局大人でも同じだよなとか、エンジニアでも同じだよなという部分があって、思いのほか面白かった。

 

12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる!

12歳までの読み聞かせが子どもの「地頭」をつくる!

 

 

 

[超・読み聞かせに至る日常]

最近、長男H氏は自分でひらがなの絵本は読めるようになったので、好き勝手に本を読むに任せていることが多くなった。図書館で定期的に本を借りてきてはいるものの、じっくり読んであげることは少なくなっていた。とはいえ、次男H氏はまだ自分でひらがなは読めないし、長男H氏にもう少し難しいほんも読んであげたいなーと考えていた時に、この本を読んだ。

 

「超・読み聞かせ(パワーリーディング)」の名前から分かるように、この本で提唱されているのはただの読み聞かせではない。

 

その概要は以下の通り。

1「対話型」の読み聞かせをする
2 本をネットワーク型学習に結びつける
3 読み聞かせを絵本から本へ移行させる
4 読み聞かせを12歳頃まで継続する
5 読み聞かせを毎日の習慣とする
6 一日30分以上の読み聞かせをする

(26頁より)

 

中でも特徴的というか、具体的な読み聞かせの実戦投入に関わるのが対話型読み聞かせで、ポイントとしては以下のものが挙げられていた。 

・オウム返し「あなたはどう思う?」
・オープンクエスチョン「どうして?」「どうやった?」
・思考を否定しない「なるほどね」からの正しいことを教える
・一緒に学ぶ、調べる(調べ方も教える)
・合いの手(なるほど、へえ、そうなんだ)で話を広げさせる
・違う角度で、もし〜?を考えさせる
・本の主人公になりきる、演技
・興味を持っていることにフォーカス

(51-57頁より)

  

[対話型読み聞かせと1on1フィードバック手法]

以前、今よりは多少マネジメントに興味関心を持っていた頃、 といっても半年か一年くらい前、フィードバックの専門家の中原先生の著作をいくつか読んだ。 

はじめてのリーダーのための 実践! フィードバック

はじめてのリーダーのための 実践! フィードバック

 

 

フィードバックを上手く響かせるために、「オウム返し」や「オープンクエスチョン」が重要な手法として挙げられていたし、否定せずに「なるほど」と受け入れたり合いの手を入れるといった所謂「傾聴」の手法も何度も繰り返し説明されており、本書との類似点が伺える。

子どもを育てるのも、部下を育てるのも、結局のところ人を育てるという意味では共通する部分が多いということなのだろう。

 

「ほめ方」としてまとめられていた以下のポイントもまた、フィードバックのポイントとして中原先生が挙げていたものと共通している。

・やったことを認める
・良くできた点に気づく
・否定はせずに、次なる課題を投げかける
・次の課題は本人に決めさせる

(128頁より)

 

[モブプログラミング風味の対話型読み聞かせ]

対話型に読み聞かせをする、というのはモブプログラミング的でもあるようだ。

 

ドライバ(子ども)が興味を持った部分について、ナビゲータ(親)が質問に答えたり、ナビゲータも分からないことがあれば、一緒に調べていく中で、辞書の使い方、インターネットの使い方やインターネットを使うためのPCやスマホの使い方のような暗黙知的な部分も教えていける、と考えていくと、まさにモブプログラミング!

 

……と、ちょうどこの記事を(珍しく日中に)書いていたら、キーボードに興味を持った長男H氏が寄ってきたので、キーボードの使い方を教えつつ、入力の前提知識となっているローマ字についても少しだけ教えてみた。(結局のところ、一所懸命入力しようとしていたのは「う●こ」の三文字だったが……まあね、興味のあることを邪魔しちゃいけないですからね) 

 

96頁の次の言葉は、モブプロとは直接関係ないけれど、エンジニアとしての成長に関係していると思う。

 

いいものを見ているだけでは幅広い考え方は養われません

 

正しく動いているアプリケーションだけ見ていてもダメで、エラーログとか障害に直面したアプリを見てこそ、こういう風に作らないといけなかったのかとか、ああいう実装をすればよかったのか、と気づき、学ぶことが多いと思う。

 

[地頭の定義とか]

本書を読む前に気になったポイントの一つに、地頭とは何か、というものがある。就活とかやる中でも、たまに話題に上がる言葉だが、結局のところこれが何を指しているのか、自分の中ではよく分からないままだ。

 

「超・読み聞かせ」を長期間継続することで得られるものとして、本書では以下のポイントが挙げられていた。

・賢い
・深い思考と知恵を持つ
・多角的にものを考える
・人の気持ちがわかり、他者に共感できる

(27頁より)

 

うーん、分かるような、分からないような。

まあ結局はなんとなく頭のいい人、というような意味なのだろうか。(筆者の気持ちが分からず共感できていない自分は地頭がよくはないんだろうな)

 

[読書遍歴的な]

子どもが生まれてから、正確には生まれる少し前から、いやでも教育関連の本が目につくようになってしまった。この本も、そういう流れで手にとったような気がする。

 

そういえば、『インターフェースデザインの心理学』も、2013年くらいの読んだ気がするが、「056 欲しいものが我慢できるかどうかは幼少期に決まる」の章が気になったので購入したのだった。最終的には、読んでみると仕事に役立つ部分がいくつかあったが、それはまた別の話。

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

 

 

[まとめ]

マネジメントよりの話ばかりになってしまったが、子どもに幅広い教育を与えるために、次の条件をクリアしていけるように頑張りたい。

・親自身が知的好奇心を持つ(なんだろうと首をかしげる)
・子どもの目線に立ってものを見る柔軟性を持つ(ふむふむと理解する)
・創意工夫するクリエイティビティを養う(面白いことを想像する)
・一歩深く考えるくせを身につける(つねに、これでもかと考える)

(91頁より) 

 

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