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今週気になったTLS関連のニュース #166

2024年7月15日~2024年7月21日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。社内勉強会TLSらじお第166回分。

[最近のFirefox Nightlyまとめ]

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

bugzilla.mozilla.org

2020年にRFC 8879として公開されたTLS証明書圧縮がサポートされそう。

www.rfc-editor.org

最近なんだかFirefox Nightlyのアップデートが多いのでここでまとめておく。

Firefox Nightlyがハイブリッド鍵交換に対応したのが2024年初めくらいだった。Chromeがハイブリッド鍵交換を正式リリースしたのが2024年4月なので、これは比較的速い対応。

ちなみに、Chrome証明書圧縮対応は2018年受動的混在コンテンツ対応は2020年Firefoxよりやや早め。完全なHTTPS FirstモードChrome本体でもまだデフォルトにはなっていない(HTTPSへの自動アップグレードはすでに導入済み)。

[その他のニュース]

gnu.orgの証明書期限切れ

こちらのツイートから。

自分でも触ってみたけど、もう更新が終わってしまったのか有効期限が切れてる証明書にはお目にかかれなかった...無念。

▼GlobalSign IntranetSSLのACME対応

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.helpnetsecurity.com

イントラネット専用のSSL証明書発行サービスなんてあるのね。知らなかった。ACME対応、素敵。GlobalSignの普通のルート証明書が使えるなら、弊社社内で独自認証局たててやってるところもこれにしてくれないかな...専用のルート証明書インストールするのめんどい。

▼CRYPTREC Report 2023

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.cryptrec.go.jp

各種学会でAESやChaChaに対する解析のレポートが出ているが、まだまだセキュリティマージンはある、との評価。よかった。

Google Domainsのその後

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

gigazine.net

TLSだけどんなに頑張っても、DNSでやられちゃうとどうしようもない...。

最近も似たような事例があった。

kdnakt.hatenablog.com

▼中華電信の失効遅延インシデント

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

bugzilla.mozilla.org

中国のCA中華電信(Chunghwa Telecom)が、RFC 3739で定義されているsubjectDirectoryAttributesという証明書拡張で議論を呼ぶ値を使用しており、これらの証明書を失効させることになった。ところが、CA/B ForumのBaseline Requirementsで規定されている5日間の失効期限を超えてしまうという問題が起きている。

該当CAの顧客が政府系機関であり、航空管制塔や鉄道、医療機関や戸籍システムなどに影響することが理由とされている。

Ryan Hurst氏の解説によれば、中華電信自身が宣言したCPS(Certificate Practice Statement)に違反しているとのこと。

引用元のツイートにあるNETLOCKの件はよくわからず...。

▼GoのSSL検証バイパス

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.cyberark.com

GoはOSのルートストアを見ていないため、SSL終端するプロキシの証明書をルートストアに登録してもSSL検証エラーになってしまう。

これを回避するために、アプリ側のコードでtls.ConfigInsecureSkipVerifyをtrueに設定するとSSL証明書の検証をスキップできるとのこと。バイナリを1バイト書き換えるだけでも同じことが実現できる...すごい。

[おわりに]

こんなセミナーがあるらしい。直接OpenSSLを使う機会はないから自分はパス...。

www.openssl.org