この記事は子育てエンジニア Advent Calendar 2019の6日目の記事です。
前日の記事はこちらです。
今回のアドベントカレンダーでは朝コードやモダンイクメンそして越境などパワーワードが飛び交っている中でまとまりのない雑文で恐縮ですが、昨年の記事よりは、エンジニアっぽい内容になっていると思いますので、最後までおつきあいいただければと思います。
[前提:私の話]
本題に入る前に、簡単い自己紹介をします。
- 30代前半
- 6歳児と3歳児と0歳児の父
- エンジニア歴8年目
- Java/JavaScript多め(ときどきPython、たまにGo)
- 一応フルタイムだがフレックスな感じ
- 共働き(妻は育休中)
- 両家ともに実家は遠方(片道4~5時間)
2019年の大きなアップデートとしては次の2つがあります。
- 長男H氏の小学校入学
- 三男K氏の誕生
様々が変化があった一方で、変わらないこともたくさんあります。
子供たちに野菜を食べさせるべく、毎週のつくりおきは継続していますし、朝の保育園の送迎も引き続き担当しています。なんなら後述の在宅期間中は、保育園のお迎えもたまにやっていました。
昨年同様、子供用スマートフォン端末について悩んでいます。1年生ではまだ漢字もほとんど読めないから、変な操作をされても困るし……ということで、結局子供専用端末は導入を見送りました。とはいえ、このご時世に全くスマートフォンを使えないままなのも困ります。ポケモンみたいに、言語設定に「日本語」と「にほんご」のモードが両方あればいいのに。どうですか、Appleさん!
[4-9月:在宅勤務]
4月に長男H氏が小学校に入学すること、そしてそれと時をほぼ同じくして三男氏(当時は名前未定)が生まれることが確定していたので、2018年末から育休を取得したいとボスには伝えていました。
で、ぼーっとしていたら、人事制度上育休開始の2ヶ月前までに人事面談をすべしということになっていたのをすっかり忘れて2月中旬。慌てて面談を申し込み、育休の手続きを始めたところ、2月末にボス(とそのボス)がやってきて、「リモートワークしない?」と言うのでした。
育休中も一応雇用保険から育児休業給付金が出ることは知っていたものの、給料満額ではありませし、毎月給付されるわけでもありませ。貯金に一抹の不安がある私は、ボスの問いかけにイエスと答えました。もちろん、すぐに妻に相談して快諾してもらった上で。
お金の話で言うと、2019年10月からの「幼児教育・保育の無償化」があったことも、育休ではなく在宅勤務を選択したことに影響しています。
給料ではなく育児休業給付金を受け取る選択をしたところで、翌年の課税額に変動はあるものの、無償化されるのであれば(次男H氏の)保育料には課税額が直接影響しないことになるからです。この政策が無ければ、翌年の課税額を減らし、課税額に基づいて決定される保育料も合わせて減らして貯金に回そう、と考えて素直に育休を取得していたかもしれません。
さて、この期間の一日の流れは、およそ以下の通りです。
- 07:00 起床&朝食
- 08:50 保育園登園
- 09:15 勤務開始
- 16:00 保育園お迎え
- 18:30 夕食、終わったら勤務再開
- 20:00 入浴(子供たち3人を順番に)
- 21:00 勤務再開
- 22:00 勤務終了、自由時間
在宅勤務の場合、なんといっても通勤時間がないのがありがたかったです。保育園のお迎えや夕食などで中断はあったものの、平均して1日に9~10時間くらい働いていたと思います。お昼は適当に、近所のお弁当屋さんとかパン屋さんで買ってきて妻と2人で食べたり。
在宅勤務中はVPN+Windowsリモートデスクトップでコーディングなどの業務を行い、Google MeetやSlackでコミュニケーションを取っていました。諸事情によりネットワーク回線が細く、ミーティングが円滑に行えないことがあったり、リモートデスクトップが繋がらなくなったりなどのトラブルもありましたが、コーディングする上での調べ物程度なら自宅のMacBook Proを使うこともできたので、なんとか乗り切ることができました。
といっても、全く出社しないとチームメンバーとのコミュニケーションが取りづらいと考え、週に1回曜日を決めて出社してボスとの1on1をしたりチームメンバーとランチにいったりしていました。
出社した日も15時にはいったん会社を出て保育園にお迎えに行き、次男H氏と帰宅してからまた夕食まで仕事……という感じで過ごしていました。
4月の在宅勤務開始当初は、育休の取得予定が2ヵ月を予定していたので、在宅勤務期間も同じく2ヵ月程度を予定していました。しかし、実際に在宅勤務を初めて見るとなかなか通常出社に戻る気になりませんでした。理由は主に3つ。やはり子供たち3人の相手を妻1人に任せきりにする申し訳なさがありましたし、夏休みで丸一日長男H氏が家にいることを考えると、人手があったほうが何かと助かるだろうと思ったからです。加えて、出社に伴う通勤時間が発生することによる勤務時間の短縮も悩みの種でした。
ともかく、これらの理由を正直に話して、在宅勤務期間の延長をサクッと受け入れてくれた会社には感謝しています。
[10-12月:裁量労働フル活用]
さて、小学校の長い夏休みが明けて、2学期が始まった9月。
この頃から、徐々に出社回数を増やしていき、家庭内のオペレーション(長男H氏帰宅->三男K氏離乳食->次男H氏保育園お迎え->夕食準備)に妻が慣れて行くのを確認しながら、最終的には10月から完全に出社して仕事をするようになりました。
この期間の一日の流れは、およそ以下の通りです。
- 07:00 起床&朝食
- 08:50 保育園登園
- 10:15 出社
- 18:15 退社
- 19:15 帰宅&夕食
- 20:15 入浴(子供たち3人を順番に)
- 21:15 寝かしつけ
- 22:15 (寝落ちしてなければ)自由時間
出社すると同僚と対面でのコミュニケーションが取りやすいので、Slack頼みだった在宅勤務中と比べるとコミュニケーションコストは減った気はします。ただ、1日の平均勤務時間は7~8時間となるので、在宅勤務期間と比べると通勤時間分の2時間まるまる損している計算になります*1。
コーディングの時間を確保するため、ランチは自作のお弁当かコンビニのお弁当をサクッと数分で食べることがほとんどです。たーまに同僚とランチに出かけることもありましたが、2週間に1度くらいでしたので、なんなら在宅勤務中の週1出社中の方がランチ頻度高かったのでは、という気もします。
仕事内容としては、大きめの開発案件の一部、割と独立したパートを任されていました。1人で作りきれるだろうと高をくくっていたものの、勤務時間が短いと言うことはコードを読み書きする時間が短いと言うことに他ならず、徐々に進捗は悪化していきました。
在宅勤務期間中であれば、勤務は22時までと決まってはいたものの、それ以降の時間にもバグのあるコードを眺めながら考えることはできたのですが、VPNがなくなってしまったためそれもできず。
最終的には進捗の悪化を見とがめたボスが後輩を1人サポートにつけてくれ、なんとか開発は着地できそうな雰囲気が出てきました(まだ終わってはいない)。
[番外編:休日の過ごし方]
土曜日は子供たちお習い事の付き添いでほぼ潰れます。基本出不精なので、強制的に外に出る機会があるのは良いことです。付き添いの間は、溜まっている技術ブログの積ん読消化にはげんでいます。
ついでに、本屋に寄ったり、つくりおきをするための買い物を済ませることもあります。
日曜日は、買い物に行ったり、公園に遊びにいったりしつつ、合間につくりおきを作ります。
たまに、技術書典などのイベントに子供たちを連れて行くこともあります。荷物持ち兼会計係として長男H氏が活躍してくれます。
kdnakt.hatenablog.comkdnakt.hatenablog.com
土日開催のイベントや平日夜開催のイベントにはやはり参加しづらいので、参加されたみなさまのブログ記事を読むのを楽しみにしています。
[まとめ]
2020年も楽しく子育てして、楽しく働くぞ!
できれば在宅勤務を再び勝ち取る、か在宅勤務できる会社に転職したい……。