kdnakt blog

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今週気になったTLS関連のニュース #215.5

2025年8月4日~2025年8月10日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。

[Let's Encrypt EoL of OCSP]

こちらの記事から。

letsencrypt.org

Let's EncryptのOCSP(Online Certificate Status Protocol)サービスが提供終了した。2024年の半ばごろから計画されていたもの。

kdnakt.hatenablog.com

ピーク時には3400億件のOCSPリクエスト(CDNで秒間14万件、オリジンサーバーで秒間1万5千件)をさばいて失効情報を提供していたと言う。プライバシーの問題やCAインフラの課題があったため提供を終了し、今後は失効情報はCRL(Certificate Revocation List)でのみ提供されるとのこと。

先日ステージング環境で提供を開始したShort-lived証明書はCRLもないとのこと。いつか90日証明書の方も提供されなくなって、失効なんて誰も気にしない時代が来るのだろうか...。

[その他のニュース]

▼TLS1.3オンリーCloudFront

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

dev.classmethod.jp

ALBではサポートされていたTLS1.3限定のセキュリティポリシーがCloudFrontにも登場した様子。普通のブラウザだけを相手にするなら今後はこれで良さそう。デフォルトのポリシーはまだ古いTLS1.2も許可するもののようなので、注意しておきたいところ。

▼TLShare

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

eprint.iacr.org

先週はプロキシベースのTLS oracleプロトコルの論文が出ていた。先週の論文が対象に含まれるかは不明だが、既存の手法だと複数クライアントからのデータを組み合わせることができなかったが、MPC(Multiparty Computation)を導入した本手法でこれを解決し、プライバシーを考慮した金融リスク評価などに応用できると言う。

▼ECC40周年

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

https://eccworkshop.org/2025/index.html

ECC楕円曲線暗号)の誕生40周年を祝うイベントがあるらしい。YouTubeライブ配信もあるとか。同い年だったのか...。

www.youtube.com

[おわりに]

AWSのTLS1.3サポートがどんどん拡充してきている。今後はKMSのAPIだけじゃなくてCloudFrontとかALBとかでもPQCサポートしてくれないかなあ...。