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今週気になったTLS関連のニュース #208

2025年6月2日~2025年6月8日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。

[中華電信とNETLOCKのその後]

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

security.googleblog.com

中国(というか台湾)の中華電信認証局(Chunghwa Telecom)と、ハンガリーのNetLock認証局について、2025年8月以降に両社から発行された証明書をGoogle Chromeは信頼しないことを発表した。
それぞれ2024年6月に、不正な証明書発行に伴う失効の遅延のインシデント、ルートストアポリシーの不遵守のインシデントを起こし暫定的な対応を行なったものの、その後の進捗報告や対応が十分でないため、もはや信頼に値しない、ということらしい。

bugzilla.mozilla.org

bugzilla.mozilla.org

中華電信についてはTLS季報 vol.3で取り上げた際、「遅れてはいるものの失効していないEntrustよりマシなはず」ということを書いたが、最終的には中華電信もEntrustもどちらもDistrustされる結果に。

techbookfest.org

中国語のサイトによると、過去3年にわたりCAとしての年次レポートの提出が滞っていること、社内プロセスの不備、認証局として守るべき要件への理解不足、も今回のdistrustの原因として指摘されている。

www.bnext.com.tw

中華電信の方は、事前に台湾政府が対策済みなので影響は少ないらしい。

2024年8月にリリースされたGoogle Chromeから、コマンドラインフラグが追加されていて、ルート証明書のdistrustを事前に動作確認できるとのこと。年に数件同様の事例が発生しているので、確かに必要かも。

--test-crs-constraints=$[Comma Separated List of Trust Anchor Certificate SHA256 Hashes]:sctnotafter=$[epoch_timestamp]

[その他のニュース]

Mozilla Web PKI Roundtable

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

unmitigatedrisk.com

Mozilla認証局の間で開催されたラウンドテーブルで、CPS(Certification Practice Statement)を軽視する発言があったが、CPSはエコシステムへの宣言として重要だよ、というお話。GoogleとFastlyのCPSが良い例として取り上げられている。Fastlyの認証局Certainly、そういえば存在を忘れていた...orz
反対に、悪い例として、MicrosoftのCPSのバグが取り上げられている。

CPSがルートトラストストアのポリシーに完全に対応できていない、という問題も指摘されている。まだまだ全体が掴めないので、具体的にどういうポイントがあるかはわからず...。
CPSについてはTLS季報 vol.3で、ルートトラストストアについてはTLS季報 vol.4で解説しているので是非🙏

techbookfest.org

techbookfest.org

ラウンドテーブルの話はこの辺に情報がある。2025年5月16日にZoomで開催され、40人以上が参加した模様。CPS、自動化、インシデント対応から、クロス署名証明書の増加など、話題は多岐に渡った。

groups.google.com

groups.google.com

▼CRYPTRECシンポジウム2025開催予定

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.cryptrec.go.jp

耐量子暗号と、暗号鍵管理がメイントピックっぽい。

TLS 1.3 Vibe Coding

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

zenn.dev

鍵スケジュールの実装、まだAIでも難しいんだな。正直、あのあたりは色々読んだけどまだ理解できた気がしない...。

Wireshark Certified Analyst (WCA-101)開始

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。 

gbhackers.com

TCPとかDNS中心?TLSはあまり関係ないかも...。

[おわりに]

技術書典18、まだまだオンライン開催中です、よろしくお願いします!

techbookfest.org

癖にしていかなきゃ...!