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hello there.

今週気になったTLS関連のニュース #245

2026年3月23日~2026年3月29日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。

[Google PQC移行前倒し]

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.itmedia.co.jp

blog.google

Googleの耐量子暗号移行ロードマップが、アメリカ政府の2030年よりも手前に目標時期を設定してきている。

2026年中にリリースされるAndroid 17ではPQC署名としてML-DSAを導入し、起動時の整合性検証やGoogle Playでのハイブリッド署名の活用などを進めるとのこと。
耐量子暗号の署名アルゴリズムについて具体的な活用が言及されたのはまだ少ない気がする。認証局はどこのものを使うんだろう...まさか自前?

[その他のニュース]

▼耐量子暗号HQCの改善

こちらのツイートから。

ML-KEM(Kyber)のバックアップ暗号として、ML-KEMが依拠する格子暗号とは別の仕組みである符号暗号にもとづくHQC(Hamming Quasi-Cyclic)の標準化が進められている。

www.nist.gov

本論文ではパフォーマンス改善の手法を提案している(詳細はよくわからず...🙇)。

▼楕円曲線暗号に対する量子コンピュータ攻撃の改善

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

eprint.iacr.org

楕円曲線暗号を破るのに必要となる量子ビットの数が、従来の研究から約半分になる(が、必要な量子ゲートの数が増加するので、コストがかかるという課題はある)との研究結果。

▼AESに対する新しい選択鍵攻撃

こちらのツイートから。

おそらくこちらの論文の内容。

eprint.iacr.org

フルラウンドのAESに対して選択鍵が与えられている場合、特定のパターンが出現することを突き止めた論文。さらにこれを発展させると鍵を復元することができてしまうが...。

▼ACMEによる証明書失効

こちらのメーリスの投稿から。

groups.google.com

話の発端は、こちらのサーバー証明書の秘密鍵が漏洩したこと。中間認証局で失効させる方法がないのでは?という話になったがルートのSectigoの方で、失効させるためのACMEエンドポイントが公開されていて、そちらで失効できたらしい。

ACMEというと証明書自動更新で新しい証明書を作る方のイメージが強いが、自動証明書管理(Automatic Certificate Management Environment)という名前からしても、失効の仕組みもきちんと用意されている。

www.rfc-editor.org

▼OpenSSLの脆弱性(CVE-2008-0166)

こちらのツイートから。

そんな話あったんだ...と思ったけどCVE-2008-0166の話だった。

https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2008-0166

プロフェッショナルTLS&PKI 改題第2版でも「7.3.2 DebianにおけるRNGの欠陥(2006年)」として紹介されている内容。

▼YouTubeのRSAカンファレンスの日本語音声

こちらのツイートから。

自動生成された日本語音声が聞けるようになっていた。キャッチアップが捗りそう。

代わりに字幕が出なくなっている?

www.youtube.com

AWSのチャンネルとかでは自動生成日本語音声に加えて、字幕も見えたのでチャンネルの設定とかによるのかも。

[おわりに]

技術書典20がピンチ...3月の目標が...😭