kdnakt blog

hello there.

今週気になったTLS関連のニュース #238

2026年2月2日~2026年2月8日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。

[MLS Handshake in TLS 1.3]

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.ietf.org

MLSはメッセージアプリのEnd to end暗号化のためのプロトコル。クライアントがやりとりに参加する際に、KeyPackageオブジェクトが送られ、それをグループの参加者にWelcomeメッセージで伝達する。

ClientHelloのtls_using_mls_handshakeという新しいTLS拡張にKeyPackageオブジェクトを、ServerHelloにWelcomeメッセージを埋め込む形でMLSを実現するとのこと。

www.rfc-editor.org

MLSほとんど知らないから、ちゃんと追いかけないと...。

[その他のニュース]

Chrome Root Program Policy v1.8

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

googlechrome.github.io

1ヶ月前にプルリクが出ていたやつ。

kdnakt.hatenablog.com

変更履歴によると、中間証明書の有効期限を3年とすることを推奨、2027年3月以降全CAへの証明書更新自動化サポート要求、2027年9月以降Chromeルートストアに含まれる認証局ごとのルート証明書数を2つに制限、2026年6月以降CAのポリシー文書への本ポリシーへの準拠明記、といった変更がされたらしい。

Mozilla CA Wiki:非開示中間証明書の削除

こちらのメーリスの投稿から。

groups.google.com

Mozilla CA Wikiがアップデートされ、中間証明書を非開示にすることができなくなった。実運用上は、MozillaのルートプログラムはCCADBポリシーへの準拠を認証局に求めており、CCADBでは中間証明書の非開示を認めていないので、問題ないということらしい。

元々がどういう用途だったのかは気になる...。単にプライベートな、実験用の中間証明書ってこと?

wiki.mozilla.org

Wikiの差分はこちら。

https://wiki.mozilla.org/index.php?title=CA/Subordinate_CA_Checklist&diff=1256370&oldid=1256352

AndroidアプリのMitM脆弱性検出ツールOkara

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

arxiv.org

AndroidアプリのMitM脆弱性検出ツールOkaraは、LLMを利用して脆弱なコードを分類してくれるらしい。先週のOpenSSLの件もそうだけど、AIによる脆弱性検出が当たり前になりつつある...つらい。

▼CloudFrontのオリジンmTLSサポート

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

aws.amazon.com

CloudFrontとオリジンサーバーの間の認証が便利になりそう。

AWS Network Firewall値下げ:TLSインスペクション無償化

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

aws.amazon.com

これまで有料オプションだったTLSインスペクションが無料で利用できるようになったとのこと。

▼Go 1.25.7:ctypro/tls (CVE-2025-68121)

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

groups.google.com

github.com

セッションリザンプション(再開)の実装の問題で、初回接続時とConfigオブジェクトのルートトラストストアが変わっている場合に証明書チェーンが検証されず、認証がスキップされてしまう問題があったとのこと。

▼Nginx:CVE-2026-1642

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

my.f5.com

上流のサーバーにTLSで接続する場合に中間者攻撃が可能な脆弱性があったとのこと。

[おわりに]

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