kdnakt blog

hello there.

今週気になったTLS関連のニュース #203

2025年4月21日~2025年4月27日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。

[SSL.comの証明書不正発行インシデント]

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

www.theregister.com

これは恐ろしい...Gmailのアドレスだったらgmail.comの証明書をとれてしまうということか。影響があった証明書は11件で、すでに失効済みとのこと(そのうち1件がバグハンターの見つけたalibabaのもの)。

ドメイン所有権の検証方法として明らかに間違っているということと、SSL.com自身のCPS(Certification Practice Statement、認証運用規定)に違反してしまっている点が問題。

ドメイン検証の不備といえば、最近だとWHOISを悪用したものとか、BGPハイジャックとかがあったけど、TXTレコードがこんな形で利用されるとは...。

該当のドメイン検証手法は現在無効化済みとのこと。

bugzilla.mozilla.org

また、Bugzillaのチケットを確認したところ、TXTレコードではなくCAAレコードのcontactemailの値をドメイン検証に利用するパターンについても問題ないか?と指摘がされている。こちらについては、TXTレコードと違い自動化されていないため、バグの影響はないとのこと。

ドメイン検証難しい...。

[その他のニュース]

▼CAA+DNSSEC検証の必須化提案

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

github.com

2025年11月15日以降、ドメイン所有権の確認に利用されるDNSクエリは全てDNSSECの検証を必須化するという提案。MPICの観点から、プライマリなネットワークパースペクティブからのみDNSSEC検証が必須となるとのこと。

あれ、これ地味に証明書有効期限を短縮するSC-081よりも影響あるのでは...?

Certbot 4.0.0の証明書更新

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

pki.world-tls.com

SC-081の影響で2029年3月から証明書の有効期限が47日となる。加えて、今年中には、Let's Encryptが有効期限6日間の証明書を一般提供予定である。そうした場合に30日前固定だと流石にまずい、ということか。

ChromeのIP秘匿機能

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

github.com

シークレットモードでブラウジングしている場合に、サードパーティIPアドレスを利用できないように、Googleのプロキシと外部CDNのプロキシを間に挟むオプションがあるらしい。2025年7月以降にAndroidとデスクトップのChromeで利用可能になる予定とのこと。iOSは...。

QUICトンネルを経由してその上にHTTPS接続を確立するとか。またプロトコル同士の関係が難しい...。

[おわりに]

ドメイン検証周りが急に盛り上がってきた感。

さてGWだ...!(仕事です)