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今週気になったTLS関連のニュース #202

2025年4月14日~2025年4月20日に読んだ中で気になったニュースとメモ書きです。

[RSA 2048はいつダメになるのか]

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

https://pqcrypto2025.iis.sinica.edu.tw/slides/Invited3.pdf

www.youtube.com

これまでだと、20年後とか30年後にはRSA-2048が破られるのではないかという推測めいた情報しかなかった。本発表では、現状の量子ビットの増加スピードを元に、2052年にはRSA-2048が破られるのではと推測している。

ドイツのBSI(Bundesamt für Sicherheit in der Informationstechnik、情報セキュリティ庁)の予測では2041年がXデーらしいが、はて...。

いずれにせよ、あと10年くらいは時間がありそうなので、備えねば...。

[その他のニュース]

TCP over QUIC Tunnels

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

arxiv.org

QUICに組み込まれた暗号化やストリームの多重化などの利点をTCPに活かすためにTCP over QUIC Tunnelsが研究されている。

プロトコルの関係がわけわからなくなるな...。

▼h2cと検閲システム

こちらのツイートから。

リンク先はこちら。

upb-syssec.github.io

中国とイランの検閲システムが、暗号化なしのHTTP/2を検閲できていなかったという調査結果が。普通のブラウザは暗号化なしのHTTP/2を実装していないので、実用性はあんまりない気がするけど...。

HTTP/2へHTTP/1.1からアップグレード処理があって通信をステートフルに監視しないと検閲できないケースとか、HTTP/2のヘッダが圧縮されているので検閲に解凍処理が必要なケースとかがあるため、検閲に非対応なのではないかとの推測。

▼SHA-3 Kyber vs Kyber+BLAKE3

こちらのツイートから。

リンク先はこちらの論文

2024年夏にNISTで標準化された耐量子暗号の鍵交換アルゴリズムKyberは、70%近い時間を24ラウンドのSHA-3の計算に割いている
しかしこれは本来必要ない強度らしく、10ラウンドで良いとのこと。ほんとかなあ...。

論文自体は、耐量子暗号の研究がARMアーキテクチャに集中しているので、RISC Vアーキテクチャでの最適化を研究したもの。

[おわりに]

あれもこれもで首がまわらない...。