2020年はOSSに送ったプルリクエストの件数がすでにそこそこ溜まったので、1-6月の期間で振り返っておく。2020年(1-6月)のプルリクエストは「計19件」だった。
過去の振り返りは以下の通り。
- [GitHubのプルリクエストを期間指定検索する]
- [2020/01]
- [2020/02]
- [2020/03]
- [2020/04]
- [2020/05]
- [2020/06]
- [リリースブログに名前が載る]
- [まとめ]
[GitHubのプルリクエストを期間指定検索する]
振り返りをするために、GitHubで過去のプルリクエストを検索する。
kakakakakkuさんのブログ記事を参考に、今回は以下のクエリを実行した。
is:pr is:public author:kdnakt -user:kdnakt created:2020-01-01..2020-06-30
GitHubのドキュメントによればsort:author-date-asc
またはsort:committer-date-asc
をクエリに付加すると、プルリクエストの作成日またはコミット日の昇順で結果を表示できそうだった。
しかし、実際に試してみると以下のようにSort: Best match
が選択され、日付の順序は正しく並ばなかった。仕方がないので右上のドロップダウンからSort: Oldest
を選択すると、(おそらく)作成日の昇順に並べ替えることができた。
[2020/01]
▼quarkusio/quarkus
Quarkusは高速かつ省メモリなJavaフレームワークである。
2019年の年末から、Quarkus - Guidesを写経しつつ試していたら、ドキュメントにいくつか不備を見つけた。簡単に修正できる内容がほとんどだったので、修正してプルリクエストを送った。
どれも1日以内にマージしてもらえて、プロジェクトの活発さがうかがえる。
doc: fix compilation error by kdnakt · Pull Request #6629 · quarkusio/quarkus · GitHub
▼challenge-every-month/cem-app
自分が所属しているSlackコミュニティ「Challenge Every Month」用のアプリのリポジトリ。
毎月の目標設定やリマインドなどお世話になりっぱなしなので何か貢献できることはないか......ということで、使っていて違和感のあったところについて、小さめながらソース修正のプルリクエストを送った。
▼budougumi0617/blog-kpi-collector
当ブログでも度々お世話になっているbudougumi0617さんのブログKPI収集ツール。
上記記事にも書いたとおり、自分のKPIにはてなスターを利用していたので、それに対応するプルリクエストを送った。
[2020/02]
▼quarkusio/quarkus
またしてもQuarkusのドキュメント修正。
▼aws/aws-sdk-java
JavaのAWS SDKを使っていたら、Javadocにタイポを見つけたので修正のプルリクエストを送った。2.X系じゃないの?というツッコミはナシで……。
[2020/03]
▼quarkusio/quarkus
3ヶ月連続!Quarkusのドキュメントに修正のプルリクエストを送った。
[2020/04]
▼quarkusio/quarkus
4ヶ月連続!Quarkusのドキュメントに修正のプルリクエストを送った。
[2020/05]
▼serverless/serverless
言わずとしれたServerless Framework。ドキュメントにタイポを見つけたので即プルリクエスト。
▼quarkusio/quarkus
QuarkusのドキュメントでAWSのサービス名や、AWS SDK for Javaの説明に誤っている箇所があったので修正した。脱タイポ&5ヶ月連続コントリビュート!
[2020/06]
▼mechatroner/vscode_rainbow_csv
業務上、CSVファイルを眺める際にお世話になっているVS Code拡張機能「Rainbow CSV」。
使っていたらタイポを見つけたので、修正。
▼quarkusio/quarkus
前月のプルリクエストの内容を発展させて、関連ドキュメントを修正しつつ、冗長な記述になっていた箇所を1ファイルにまとめた。このプルリクエストを通じて、Quarkusドキュメントのビルド方法をようやく学ぶことができた。
6ヶ月連続コントリビュート🎉
▼severless/serverless
前月に引き続きServerless Frameworkにもコントリビュート。今回もドキュメント修正。
▼zembutsu/docs.docker.jp
Dockerを使って色々と勉強している際に、参考にしていたサイトにタイポを見つけたので修正した。
[リリースブログに名前が載る]
他のOSSプロジェクト同様、Quarkusプロジェクトは新バージョンのリリースのたびにブログ記事がでる。その際に、該当バージョンにコントリビュートした人の名前が掲載されていて、自分も何度か載せていただいた。
ほんの少しだけど、こうして名前が出るとやる気が出る。しかもアルファベット順なおかげで、何度かトップになってしまい、ドキュメント修正ごときでなんだか申し訳ない気もするが……。
日本語版もある。
Quarkus 1.2.0.Final released - GraalVM 19.3.1 support, Metrics, Cache extension, and more(日本語版)
Quarkus 1.3.0.Final released - New class loader infrastructure, GraalVM 20 support and much much more(日本語版)
Quarkus 1.4 released - Command mode, HTTP 2, New FaaS framework, Mocking...(日本語版)
Quarkus 1.5 released - fast-jar packaging format, Picocli, gRPC, GraphQL and more(日本語版)
[まとめ]
- 2020年(1-6月)は「計19件」のプルリクエストを送ることができた
- 単発でのプルリクエストが多いが、QuarkusとServerless Frameworkは継続的にコントリビュートできている
- ドキュメント修正やタイポ修正が大半なので、2020年(7-12月)はバグ修正や機能改善の案件にも手を出していきたい