少し早いが、2019年にOSSに送ったプルリクエストなどを振り返る。
[2019年のコントリビュート]
トップの画像にもある通り、2019年12月26日時点でのコントリビュート数は640だった。
昨年は294だったので、2倍以上に増えている計算になる。
コミットとプルリクエストとイシューとコードレビューの比率は、93%:5%:1%:1%でほとんど2018年と変わっていないように思う。ただ、こちらはきちんとデータを残していないので感覚値ではあるが。
[2019年のプルリクエスト]
2019年のプルリクエストは全部で18件がマージされた*1。2018年のプルリクエストが全部で7件だったので、こちらも2018年と比べて2倍以上増やせている。
また、不具合修正やドキュメント修正だけでなく、簡単ではあるが機能追加のプルリクエストも送ることができたので、(2018年と比べて)質的にも貢献できているのではないかと感じている。
コントリビュートしたリポジトリの概要は次の通り。
- AWS系(Corretto、CDK、SAM)
- Serverless framework
- Quarkus系
- Git
- Slackコミュティ関連
月別に個々のプルリクエストを見ていく。
2019/01
年末から年始にかけて、Slackコミュニティ「Write-Blog-Every-Week(略してWBEW)」の通知用アプリを実装していた。Goを本格的に書いたのは初めてだったので、とても勉強になった。
2019/02
2月も継続してWBEWのアプリを開発していた。
AWS-CDKが一般利用可能となったのは2019年7月のことだが、2018年夏の公開時から面白いツールだな、と思って少し触っていたので、ドキュメント修正や簡単なエラーメッセージの修正などを行った。
こちらは仕事で調べている途中で見つけたタイポを修正するだけの簡単なプルリクエスト。
2019/03
3月に入っても引き続きWBEBコミュニティのアプリ開発をやっていた。あれ、そういえばこの機能ってデプロイしたっけな……。
2019年3月にはQuarkusが公開されて、ブログ記事も書いた。触っている途中で見つけたドキュメント修正のプルリクエストを出すことができた。
2019/05
4月は忙しかったのかおやすみ。
そして5月に入ってもWBEBコミュニティのアプリ開発。そういえばこのソート機能もデプロイしてないような……ちゃんとメンテしないとな。
2019/07
6月も忙しかったのかおやすみ。
2019/10
8、9月と休んで、Hacktoberfestが開催される10月。
WBEBコミュニティなどでお世話になっているzakiさんのリポジトリにちょっとした機能改善のプルリクエストを送った。
Carousel control color by kdnakt · Pull Request #20 · zakizaki-ri9/gridsome-trattoria-site · GitHub
ちょうどAWS DevDayでOSSに貢献しようぜ、という発表を聞いた直後だったのと、その発表の対象がServerless frameworkだったこともあり、リポジトリから既存の不具合を探してきて対応した。
これは何で見つけたんだったか忘れたけど、git-guiの翻訳文言の語順が変な箇所があったので修正した。
この4件のプルリクエストを達成したことで、Hacktoberfestの基準を満たし、Tシャツなどをゲットすることができた。10/26にサイトからTシャツを申し込んで、11/11に発送されて、11/26に自宅に届いた。ちょうど1ヶ月くらいかかったことになる。
Tシャツを来た私。身長は180cmあるが注文したのはユニセックスのSサイズ。アメリカンな感じのサイズ展開だったのでこれでちょうどよかった。
Tシャツの他にもシールが色々届いたので、MacBookにぺたり。
2019/11
WBEB以外にもChallenge-Every-Monthというコミュニティにも参加しており、そちらのアプリ向けのドキュメントを修正した。
それから、AWS re:Invent 2019直前のアップデートでAWS LambdaがPython 3.8に対応したので、Serverless frameworkでPythonを利用する場合のデフォルトを変更した。
2019/12
(追記)ブログを書いた当日に、プルリクを1件追加で出した。使ってたらなんかコンパイルエラーになってたので。Quarkusのamazon-lambdaエクステンションの不具合修正。
[2019年のリポジトリ]
2019年は新規リポジトリを10個以上作った。
Rustの勉強がてら、Rust By Exampleを写経した。が、結局理解はあまり進まず。
kdnakt/effective-react-hooks-study
React Hooksの勉強がてら、Effective React Hooksを写経した。これは仕事でものちのち使えたのでかなり役に立った。
誰かのブログで開発環境をポータブルに、みたいな記事を見かけてなるほどと思い自分もやってみたやつ。あまり更新してない。
budougumi0617さんの「Goにおけるデータベース実践入門」を写経した。『文Go』にはVimでGoを書く章もあったので、このリポジトリはできるだけVimで実装した。
スニペット/サンドボックス系リポジトリ。更新はほとんどない。
GitHub - kdnakt/react-on-docker
ReactをDockerで動かしつつモックAPIを実装して連携する、みたいなことを試していた。これものちのち仕事で使ったやつ。
Quarkus関連。まだ実装中の部分もある。
kdnakt/container-era-terraform
先日ブログにも書いた『コンテナ時代のWebサービスの作り方』の写経リポジトリ。ドメイン取ったり色々と勉強になった。
Re:VIEWの使い方を勉強するためのリポジトリ。これもちょっと仕事で使った。2020年はどこかのイベントで何か書けるといいな、という淡い希望もある。
[まとめ]
写経やブログ記事用の検証コード、仕事で試す技術の事前お試しなどなど、アウトプットとして継続できているので、それはよしとする。
足りないと感じている部分。自作OSSを公開するとか、ちゃんとアプリを作りきるとか、不具合修正でなく機能改善や機能追加のプルリクエストでOSSに貢献するとか、そういったあたり。
来年はそのあたりを補いつつ、新しい言語やフレームワークのアウトプットもしていきたい。
【2019/12/31追記】
最終的な結果はこちら。
【2019/12/31追記ここまで】