遅ればせながらAWS Billing and Cost Management MCPサーバーを試してみました。
[Billing and Cost Management MCPサーバー]
AWS Billing and Cost Management MCPサーバーは2025年8月に発表されました。
MCPは、AIエージェントが外部のデータソースやツールを利用するためのプロトコルです。AWS Billing and Cost Management MCPサーバーは、AWS Cost ExplorerやAWS Budgets、AWS Cost Anomaly Detectionなどのサービスと連携して、AWSの請求情報やコストの詳細を、AIエージェントに提供してくれます。
AWSのエージェンティックIDEであるKiroでも、MCPサーバーを利用できます。
というわけで、早速Kiroに設定してもらいます。

Kiroがローカルのプロジェクトに.kiro/settingsディレクトリを作って、そこにmcp.jsonファイルを設定しようとしています。それだと他のプロジェクトを開発している際に、AWS Billing and Cost Management MCPサーバーを利用できないので、グローバルな設定を修正するように依頼します。

Kiroはプロジェクト外のファイルに書き込むことはできません。なので、mcp.jsonに追記する用の設定を出力してくれました。
これを~/.kiro/settings/mcp.jsonに追記すると、無事KiroがAWS Billing and Cost Management MCPサーバーを認識してくれました。

[コスト削減を依頼しよう]
MCPサーバーの設定ができたので、試しにAWSコストを確認してもらいましょう。
軽く依頼してみると、Cost Explorerの情報を引用して、月末の予測まで提示してくれました。

OpenSearchはチームメンバーが使っているので問題ありません。ただし、VPCは放置している自分のリソースがあった気がするので、詳細の確認を依頼してみます。

先ほどMCPサーバーの設定一覧の画像で確認したように、このKiroにはAWS Billing and Cost Management MCPサーバー以外に、AWS API MCP Serverも設定しています。そのため、aws ec2 describe-vpcsなどのコマンドを実行してリソースの詳細を確認してくれました。
見覚えのあるリソースで、使っていないことが確認できたので、こちらのリソースを削除してコスト削減をしました。
[MCPツール自動実行を設定しよう]
先ほどの画像にあるようにKiroがコスト調査を行う際には、AWS Billing and Cost Management MCPサーバーのcost-explorerツール、budgetsツール、cost-anomalyツール、session-sqlツールを利用していました。

MCPツールの初回実行時は、ツール呼び出しごとに承認ボタンを押す必要がありました。

このツールは読み込み処理なので、毎回承認しなくて済むように、ツールの自動実行(autoApprove)の設定をしておきます。こうすることで、Kiroが自動的にMCPツールを利用してスムーズにコスト調査を行ってくれるようになります。

利用可能なツールの一覧は、MCPサーバーのドキュメントには掲載されておらず、Dockerイメージで利用できるMCPサーバーの方のドキュメントに記載されていたので、そちらを参照して他のツールも許可しておくと良さそうです。
MCPツールの自動実行設定については、以前のLTでも触れているのでそちらもご覧ください。
[まとめ]
- AWS Billing and Cost Management MCPサーバーをKiroに設定した
- KiroにAWSコスト管理をしてもらった(リソース削除せずに放置しててすみません...)
- MCPツールの自動実行(autoApprove)設定はいいぞ