AWSマネジメントコンソールなどのログイン時に、多要素認証(MFA)を利用している。
物理MFAデバイスを複数持ち歩くわけにもいかないので、仮想MFAデバイスとして、iOSアプリの「Google Authenticator」を利用している*1。
iOS 14へのバージョンアップ後に、バージョンアップ起因と思われる問題に直面したのでメモしておく。iOS 15へのバージョンアップ時に同じ問題にぶつかるかもしれないので。
[Google Authenticatorがクラッシュ]
2020年11月末にiOS14に更新したあたりから、Google Authenticatorのアイコンをタップすると、Google Authenticatorが一瞬起動するものの、すぐにクラッシュしてしまいMFAコードを利用できなくなってしまった。
Googleで「google authenticator ios not working」と検索すると、以下のページがヒットした。
Go to Settings > General> iPhone storage> Google Authenticator > Open > Offload Authenticator App and Reinstall Authenticator,
設定画面から該当アプリをオフロードして再インストールしろ、と指示が書かれている。
データが失われずに済むとも書かれているので、試してみると無事にアプリが起動できるようになった。オフロード前に登録されていたMFAも問題なく利用できる*2。
[iOSアプリのオフロード]
以下に、iOSアプリをオフロードする手順をまとめておく。
設定アプリから、「一般(General)」を選択し、「iPhoneストレージ(iPhone Storage)」を選択する。
アプリがたくさん並んでいるので、Authenticatorを探す。右上の虫メガネアイコンをタップして検索することもできる。
アプリを選択すると、このような画面が表示されるので、真ん中の「Offload App」をタップする。
オフロードを実行するか確認されるので、そのまま実行する。
オフロードの実行中はこのような画面になる。
オフロードが完了すると、このような画面になる。画面真ん中の「Reinstall App」をタップすると、オフロードしたアプリを再インストールできる。
ちなみに、オフロードしたアプリはホーム画面上ではこのような表示になる。
ホーム画面上のアイコンをタップしても、再インストールを実行できる。
再インストール完了後は、通常どおりアプリを利用できる。