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hello there.

#技術書典 6で購入した本を技術書典7の前日に読み終えた

今日、2019年9月22日(日)は待ちに待った技術書典7の当日。

今さらだが、ようやく読み終わった技術書典6の戦利品について、感想を簡単に書いておく。

 

 

techbookfest.org

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[逆引きGoによる静的解析入門 by てんてんてんごく京浜東北線]

booth.pm

目次はこちら。

第1章 導入
第2章 構文解析
第3章 型チェック
第4章 静的解析のモジュール化
第5章 静的単一代入SSA

 

内容的にはちょっと、いやかなり難しかった……。

ただ、実際に静的解析ツールを作る流れを知ることができたので、今後Goをよく使うようになったら、コードレビューで頻出するようなポイントを自作した静的解析ツールで自動化してみたいと思う(今はGoの仕事はほとんどない)。 

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[文Go by golang.tokyo]

techbookfest.org

目次はこちら。

第1章 Go に関するよくある質問に答える @tenntenn
第2章 Go におけるデータベース実践入門 @budougumi0617
第3章 GoとKafkaを用いた分散メッセージシステム入門 @syossan27
第4章 VimでGoを快適に書く @gorilla0513(ゴリラ)
第5章 Goによる画像処理のエッセンス @po3rin
第6章 Goの画像合成デザインパターン @__timakin__
第7章 費用対効果の高いユニットテストを実現するためのGoの基礎技法 @hgsgtk

 

第1章、レシーバをポインタにする話とか、Code Review Commentsの存在とか、基礎的なところだけどとてもよかった。まだ全然Code Review Comments読めてないので早く読まないと……。

第4章でVimの使い方を学んだので、一番自分の仕事に近そうな第2章を普段使ってるVS CodeじゃなくてVimで写経中。どちらも勉強になる!最近TypeScriptを書く機会を得たのだけど、これもVimで書いてみようかなあ。

第7章のユニットテストの話も、サブテストのメリットとかテストヘルパーの存在とか、知らない話ばかりだったので早く実践したいところ。第2章の写経が終わったら組み込んで見ようかな。

 

github.com

 

[挫折論への招待 by Growthfaction]

booth.pm

目次はこちら。

第1章 挫折が人生の不確実性を減らす - ゆのん
第2章 挫折回避論への招待 - KANE
第3章 挫折認知論への招待 - てぃーびー
第4章 「理不尽な人生を愛するために知っておくべき10のこと」 - ヨコヤマリョウ
第5章 未來論への招待 - VTRyo
付録A:特別掲載:広木の挫折論
付録B:みんなの挫折論

 

挫折の話。自分も、ある意味この業界に来て仕事しているのは挫折の結果であるのだと思う。ま、その話は置いておくとして……。 

第3章で、失敗の捉え方に関連して、固定知能観と拡張知能観の話が出てきた。これは『Effective DevOps』でも語られていた重要な考え方で、失敗を成功への過程だと捉えている。個人として成長し、組織を持続させていく上では、挫折と向き合うことはとても大切だと思う。

ところどころ、昔の自分に読ませたいなと思う箇所や、今まさに壁にぶつかって苦しんでいる後輩に読んで(壁を乗り越えて)欲しいな、と思うところがあった。付録Bではいろんな人が多様なバックグラウンドで多様な体験談を語っており、どのような読者であっても何かしら響く文章があると思う。

 

『Effective DevOps』オンライン輪読会 第4回開催レポート - kdnakt blog

slideship.com

 

[Microservices architecture よろず本 その三 by すべてがM(icro)になる]

booth.pm

目次はこちら。

第1章 Data Lake とマイクロサービス
第2章 OpenAPI でマイクロサービスの連携を強化する
第3章 GraphQL でマイクロサービスの連携を強化する
第4章 Streaming Architecture
第5章 Micro Frontends をはじめよう

 

毎度おなじみMicroservices Architecture よろず本のシリーズ第3弾。

最近、同じアプリのフロントエンドとバックエンドを別々に開発するという苦行仕事をしていることもあり、OpenAPIについてはもう少しちゃんと勉強すればよかったな、と思っているところ。

おや、これは……?!

買いですね。よろず本第4弾が出なそうなのがちょっと残念ですが。

 

Micro Frontendsの話も、Web Componentの実例をコード込みで読めたので、なんとなく理解した気になれてよかった。多分、実戦投入しないことには理解しきれないとは思うけど……。

 

[まとめ]

どれも良い本でした。執筆者のみなさま、ありがとうございます。

技術書典7でも良い出会いがありますように!

techbookfest.org

 

そして、今日からまた次の技術書典に向けて、戦利品を読み漁る日々が始まる……!