先日、会社で開催したオンライン勉強会にVR参加した。その話を某所でしたところ意外と反応があったので、手順などについてまとめておく。
[なぜVR参加したのか]
理由はだいたい以下の通り。
- 部屋が散らかっていたのでカメラで写したくなかった
- オンライン勉強会2ヶ月近く継続してマンネリ気味(離脱者が出そう)だった
あと、なんとなくバ美肉したかったからです。なんとなく。なんとなくなので、映像のみで音声は通常版(地声)のまま参加。
[どうやってVR参加したのか]
環境についてはこちらの記事を参考に用意した。
★環境:機材編
用意した機材は以下の通り。
- MacBook Pro(13インチ)
- MacBook ProのUSB-C充電ケーブル・電源アダプタ
- Apple AirPods Pro
- AirPods Proに付属のLightning - USB-Cケーブル
- iPhone XR
MacBook Proは電源につないでおき、Lightning - USB-CケーブルでiPhone XRとMacBook Proを接続する。
AirPods ProとMacBook ProをBluetoothでペアリングしてオンラインミーティングに参加する(マイクとしても利用する)。
★環境:ソフトウェア編
用意したソフトウェアは以下の通り。
- macOS Catalina 10.15.3
- iOS13.3.1
- CamTwist 3.4.3
- パペ文字
パペ文字は任意のキャラクターを選択し、背景を映さないために3D背景を利用する設定にしておく。
音声のピッチ変更もできるようだが、AirPods Proをマイク利用するためこれは断念(一人では十分なテストができない、ということも理由の一つ)。
[機材・ソフトウェアトラブル]
★CamTwistがQuickTimeを認識しない
記事に書かれている手順を参考に環境を用意したのだが、QuickTime Playerを起動してもCamTwistのDesktop+の設定でQuickTime Playerのウィンドウを洗濯することができなかった。
最終的に、Video SourcesでDesktop+ではなく、Webcamを利用することで、iPhone XRをカメラとして認識させることができた。
「メニュー > View > Preview」で仮想カメラの状態を確認することができる。
あとはオンライン勉強会に参加する際に、カメラをMacBook Proに内蔵されているカメラから、CamTwistに切り替えれば良い。
★iPhoneが自動でロックされ画面がブラックアウトする
iPhoneの自動ロック設定が有効になっていることが原因。おかげで、ずっとiPhoneの画面にタッチしながらオンライン勉強会に参加するハメになってしまった。
「設定 > 画面表示と明るさ > 自動ロック」で設定を「なし」に変更しておくと良い。
★iPhoneに来た通知がオンライン勉強会参加者に見えてしまう
iPhoneの通知をオフにしていなかったばっかりに、家族からのメッセージなどがオンライン勉強会参加者に見えてしまった。大した内容ではなかったので、惨事は免れたが………。
「おやすみモード」で通知をオフにすることはできる。それでも、電話がかかってきた場合は発信者の名前が表示されてしまうため、「機内モード」に設定しておくと安心できる気がする(未経験)。
★アプリの利用規約上アウト
パペ文字以外にも、いくつかフェイストラッキングに対応したVRアプリが公開されている。ただし、利用規約を確認すると「第三者が提供するサービスへの公開は禁止」とされていることが多いので、利用を断念した。
パペ文字以外では、Vカツというアプリが細かくモデルの設定ができて良さそうではあった(未経験)。
[まとめ]
オンライン勉強会にVR参加するためのセットアップやつまずいたポイントをまとめた。
コロナ禍の影響でオンライン勉強会/ミーティングの機会が増えている昨今、皆様も是非試されてはいかがだろうか。