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hello there.

#技術書典 16で『TLS季報 vol.2』を出しました

2回目のオンラインサークル参加です。やっぱりドキドキ。

techbookfest.org

[TLS季報 vol.2]

以前のブログ

vol.1と名付けたからには、vol.2を出したいところ。

と書いたので、有言実行です。

当ブログにて連載中の「今週気になったTLS関連のニュース」『TLS季報 vol.2』としてまとめました。

techbookfest.org

目次は以下の通りです。

はじめに

第 1 章 変化する TLS
1.1 TLS フラグ
1.2 TLS 拡張
1.3 TCP/UDPTLS
1.4 over TLS

第 2 章 耐量⼦暗号(PQC)と TLS(2024 年春バージョン)
2.1 Google Chrome 124
2.2 Kyber をめぐる問題
2.3 メッセージアプリと耐量⼦暗号

第 3 章 認証局関連インシデント集(2024 年春バージョン)
3.1 Entrust の事例
3.2 GLOBALTRUST の事例
3.3 Google Trust Services の事例
3.4 Sectigo の事例

付録 A サーバー証明書トラブル集(2024 年春バージョン)
A.1 Microsoft の証明書ミス
A.2 証明書有効期限切れ

付録 B 最近出版された本
B.1 プロフェッショナル TLSPKI 改題第 2 版
B.2 SSL/TLS 実践入門

表紙など合わせて37ページ、字数は正確にはわかりませんが初稿の段階では14000字くらいありました。

内容に自信のない部分が多いのは前回と変わらずですが、せっかくなので500円の値段をつけてみました。ありがたいことに、2024/05/27(月)の段階で10冊以上ご購入いただいています。

前作のTLS季報 vol.1も合わせてどうぞ。こちらは引き続き無料公開中です。

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[執筆雑感]

前回の脱稿がギリギリになった反省を活かして、3月下旬から早めに執筆に着手。しかし、年度替わりで仕事が忙しかったり、やる気が出なかったりして、結局まともに本文を書き始めたのはGW中になってからでした。

前回同様、書きたい内容を「今週気になったTLS関連のニュース」から見繕って、構成を決め、肉づけする、という順番で執筆を進めました。いきなりRe:VIEW記法で書くのは自分にとっては難易度が高く、また、外出先にてスマホで執筆を進めたいという事情もあり、初稿の作成は前回同様Google Docsを利用しました。

初稿完成後の校正や脚注・リンクの追加、PDFの作成については前回同様、Re:VIEW Starterにお世話になりました。

kauplan.org

前回は時間が足りず、参考リンクをあまり貼ることができませんでしたが、今回はかなりの量を盛り込むことができました(自己満足)。お役に立つかはわかりませんが...。

最終的に技術書典16開始当日の14時前にPDFをアップロードし、20時前に審査通過のメールが来て、無事販売開始することができました。

さて、vol.3はどうしようかな...。

[まとめ]

  • 買ってください(500円です)