もうすぐFirefox ESR 52のサポート期限が切れるので*1、最新のバージョン60と同時にインストールした際のセットアップ手順をまとめておく。
どうせまた1年くらいしたら手順を探すことになるので。
[前提や事前準備]
- OSはWindows 10 (64bit)
- Windows用32bit版の古いバージョンのインストーラをダウンロードしておく
- Windows用64bit版の新しいバージョンのインストーラをダウンロードしておく
- 7zipをインストールしておく
(多分解凍ツールならなんでもいい) - (既存のFirefoxがある場合はアンインストールしておく)
事前準備はだいたいこんな感じ。
既存のFirefoxはアンインストールしなくてもうまくいくかもしれない。いかないかもしれない。
[設定手順]
-
アップデートしないバージョン(古い方)を手順通りインストールする
-
コマンドプロンプトでインストールフォルダを開き
firefox -profilemanager
のコマンドを実行 -
既存のプロファイル名を
ESR52
に変更する -
新規プロファイル
画像はプロファイルを2つ作成し終わったところ。ESR60
を作成し、このプロファイルを選択してFirefoxを起動してFirefoxを終了する -
プロファイル
プロファイルのデータはESR52
のフォルダの中身を全てプロファイルESR60
のフォルダにコピーし上書き保存するC:\Users\{username}\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\
に格納されている。
手順3で名称変更したプロファイルはもともと名前がdefaultなので、defaultのフォルダの中身をESR60のフォルダにコピーする。 -
新しいバージョンのインストーラを解凍する。
ESR60のインストーラのexeファイルを解凍すると画像のようになる。
解凍したcoreフォルダの中身はこんな感じ。 -
core
フォルダの中身をC:¥Program Files¥Mozilla Firefox
フォルダに配置するC:¥Program Files (x86)
ではないので注意。
Program Files以下にファイルをコピーしようとすると以下のような警告がでるので、「続行」をクリックする。
ファイルをコピーし終えるとこんな感じ。 -
古い方のバージョンのショートカットのリンク先の末尾に
設定を終えるとこんな感じ。-p ESR52 -no-remote
を付与する -
新しい方のバージョンのショートカットのリンク先の末尾に
設定を終えるとこんな感じ。-p ESR60
を付与する -
それぞれのショートカットからFirefoxを起動する
[参考サイト]
参考にしたのはこちらのサポートページ。
インストーラのダウンロードはこちらから。
[まとめ]
まとめてから気づいたけど、日本語でのサポートページもあった……。
微妙に手順が違ったりスクリーンショットがなかったりするので、まあ良しとしよう。
今日のブログ執筆BGMはこちら。
*1:正確には2018年9月5日がサポート期限。https://www.mozilla.jp/business/