2020年2月13日(木)に目黒のホテル雅叙園東京にて開催されたDevelopers Summit 2020の1日目に参加した。
昨年の冬、夏に続き3度目の参加となる。
[セッション以外の感想]
暑い……。
暖かいとの予報だったので薄手のシャツにコートを羽織るという服装だったのですが、最高気温19度の前にはコートを脱いでいても暑い。及部さんみたいに半袖が正解だったのでは……。
お昼はこんな感じでした。ありがたや。けど、足りないので持参したチョコを合間に摘みつつセッションを聴講した。
例によってメモを取るために、Macbookを持ち込んだ。充電100%でスタートして、オフライン状態でGoogle ChromeでGoogle Docsを開いてメモを取るだけだったけど、全セッションを聞き終えると電池残量は20%ほどに。何とか保ってくれてよかった。
夏に参加した時は、開発中のアプリがバックグラウンドで起動しっぱなしでモリモリ電池を食っていたので、今回は自宅を出る前にその辺のプロセスが残ってないか確認したのが功を奏した(実際、QuarkusのJavaアプリが起動しっぱなしだった)。
唯一困ったことは、現在使用しているMacbookのキーボードで「n」を入力すると(時々少し遅れて)複数回入力されてしまうという症状。セッションのメモをとっていても、「ともにつくる」と入力したいのに「ともにんつくる」みたいになってしまう。
修理プログラムに持っていくべきか、しかしその間の開発用マシンがなくなってしまうしなあ……困った。
[セッションの感想]
参加した全セッションの感想を書く体力がないので、特に印象に残ったものの感想を。
13-C-3 noteの決して止まらないカイゼンを支える、エンジニアリングへの挑戦
note事業の成長のためのモデルを作り、それに沿ってカイゼンを進めていく、そのためのチームも施策の期間をベースに長期(基盤)、中期(機能)、短期(カイゼン)の3チームに分割したことでバランスよく施策を実行できるようになった、と。
プロダクトに関わるエンジニアの人数が多い場合には、こういうチーム分けが良さそうだと感じた。数年前に自分がいたプロダクトはちょうどこれに近い形だったような気がする(カイゼンチームがあったかというと微妙だが)。今はグッと人数の少ないチームでやっているので、ここまではできないなと思った。
13-B-4 質とスピード
ライオンでおなじみt_wada氏の講演。品質、機能、リリース日、予算のどれを取るか、となった時に、品質が捨てられがちだが、実際どれくらいのスピードが得られるのか、という問いからスタート。特に、内部品質つまり保守性が犠牲になることが多いが、保守性が低いために変更に時間がかかる、1ヶ月程度でその投資効果が現れてくる。少し未来の自分たちのことを考えて、品質を大事にすべき、削るなら機能、というお話。
内部品質から始まり、開発スピード、学びのループ、外部品質、競争力、売り上げ、そして再び内部品質へ……と続いていくループは、実現できたら理想的だな、と思った。今の自分たちの環境を振り返ると、競争力や売り上げといった部分はあまり普段の業務で意識することがないので、良くないなと感じた。
内部品質を上げるためには、個人が質を上げていかねばならず、そのためには最初の設計からメンテナンスまで含めたライフサイクルを通して経験することが大事だ、と言われていた。これは少し分かる気がする。最近あまりメンテナンス部分で失敗できていないので、もっと挑戦していこう。
13-D-6 テストエンジニアが教える テストコードを書き始める前に考えるべきテスト
こちらもテスト界隈でおなじみブロッコリー氏の講演。ペアワークのくだりが面白かった。書かれている数字の条件はわかりやすいのですぐ思いついたが、そもそも「許可されない」というのがどうなったらテストとしてOKなのか?というのは考えられていなかった。テスト設計大事にしたい。
QAはQuality Assuranceだと思っていたけど、Question Askerというのは面白い視点だった。特に、エンジニアとの対話を通して、テストコードやテスト設計を改善していく話はとても学びが深い。是非普段のレビューでもこういう指摘ができるようになりたいものだ。
いくつか紹介されていた書籍の中では、練習帳が気になる。1人でやると挫折しそうだから、これもモブラーニングしてみようかしら。
13-E-8 チームをつくるモブプログラミング ~内側と外側から語る~
やっとむさん、及部さんのセッション。とりあえずモブプロしたくなる(笑)
今のチームのマネージャが時々モビングに否定的な発言をすることがあるので控えていたが、スキルトランスファーが必要な局面を迎えつつある現在、やはりモブプロが一番効率的なのではないかと感じている。
常に学習状態に身を置くには?という問いに対する答えとして、2点あったのが印象的だった。そもそもチームとして学ぶべきこと、対処すべき事柄は常にあるからちゃんと探してみればいい、学習状態にあるのを気がついていないだけだというのはやや耳が痛い。もう1点の、定期的に新しいことを学ぶセッションを開催すると後々仕事にも役立つ、というのは、現在始めたばかりの社内Kotlin勉強会主催者としてはとても励みになる言葉だった。
[参加できなかったけど気になるセッション資料]
最後に、参加できなかったけど内容が気になるセッション資料をまとめておく。(たぶん)あとで、読む。
Webパフォーマンスガチ勢が 本当に使っている技術
https://www.prime-strategy.co.jp/resource/pdf/DevelopersSummit2020.pdf
[まとめ]
技術寄り、実装寄りの話から、開発組織とか文化の話もあってとても楽しかった。
2日目も参加します!楽しみ!!
そして、早く会社に戻って、「ともにつくり」たい。