昨年末にiPhone 7の画面にヒビが入ったので、年が明けてからiPhone XRを購入した。ホームボタンがないことやFace IDにもようやく慣れてきたころ、Kindleで積読を解消すべく読書をしようとしたら、購入した筈のコンテンツが全く見当たらず困った。
なんとか解消することができたので、次回の買い替え時に備えてメモしておく。
[症状]
Kindleアプリを開き、Amazonアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してサインインする。と、以前iPhone 7時代に購入したKindle本が表示されるはずが、謎の洋書のサンプルが表示されてしまった。
スクリーンショットとともに手順を確認する。まずはサインイン画面。
メールアドレスとパスワードを入力するとローディング画面が表示される。
と、何故か購入した覚えのない洋書ばかりが並んでいる。
[Amazon.comアカウントが邪魔をする]
「Kindle アカウント」などで検索すると、いくつか原因と推定される内容が記載されているページが見つかった。どうやら、アメリカのAmazon.comと日本のAmazon.co.jpで購入したコンテンツはそれぞれ別扱いらしい。
確かに、学生時代に洋書を購入する必要に迫られてAmazon.comにアカウントを作成した記憶があった。ブラウザでAmazon.comにサインインして見ると、先ほどKindleアプリ上で表示されていたのと同じタイトルが並んでいる。
こちらの記事に書かれている通り、自分も.comと.co.jpで同じメールアドレス、同じパスワードを設定していたので、.comのアカウントが先にマッチしてしまうということらしい。
コンテンツの設定を見ると居住国はJapanとなっているので、Amazon.co.jpのアカウントを優先してくれても良さそうなものだが、そうは行かないらしい。
アカウントのメールアドレスを変更するのは将来の利用に差し障りがありそうで、なんとなく気が引けたので、他の解決策を探すことに。
続けてGoogleで検索していると日米Amazonでアカウント統合ができる、という記事も見かけたが、現在はこれはできないらしい。
[解決方法]
なぜAmazon.comのアカウントが優先的にマッチするのか考えたところ、直感的にiPhoneの言語設定が原因ではないか、と思い当たった。普段はiPhoneを英語設定で利用しているので、Kindleアプリがその情報を元にAmazon.comに接続しているのではないか、という訳。
KindleアプリでAmazon.comアカウントの登録を解除した後、iPhoneの言語設定を日本語に変更し、Kindleアプリで再び同じメールアドレス・パスワードを入力してサインインすると、今度はAmazon.co.jpで購入したコンテンツが無事表示された。
スクリーンショットとともに手順を確認する。まずはKindleの登録解除画面。この右上のハンバーガーメニューボタンをタップする。
「Settings」をタップし、「REGISTRATION」の下のアカウント名が表示されている部分をタップする。
「Deregister this Kindle」をタップして、確認メッセージが表示されるので「OK」をタップするとサインイン画面が表示された。
次にiPhoneの言語設定を変更するために、設定画面を開く。
「General」、「Language & Region」、「iPhone Language」と進んでいき、日本語に設定を変更する。
再度Kindleアプリを開くと、サインイン画面が日本語に変更されている。
この画面、ボタンは「ログイン」なのにメッセージでは「サインイン」だったり、モバイルアプリなのに「クリック」の用語があったり、突っ込みたい気持ちをグッとこらえる。英語版のアプリはちゃんとしてたのにな……。アプリのテストが目的ではないので先に進む。
同じメールアドレス、パスワードでログインすると、無事Amazon.co.jpで購入したコンテンツが表示された。
設定画面を開こうとすると英語版と微妙にUIが違う。気になる……。
そういえば長らくちまちまと読み進めていたSOFT SKILLSはようやく読み終わったんだった。次は何を読もうか。ティール組織は挫折したし、もう一度カイゼン・ジャーニー読んでみようか。
[まとめ]
・iPhoneの言語設定を日本語にするとKindleアプリでAmazon.co.jpにログインできる
・iPhoneの言語設定を英語にするとKindleアプリでAmazon.comにログインできる
・.com/.co.jpのアカウントで異なるメールアドレスを利用していれば言語設定を変更する必要はない
結局ブログ書いてて積読解消してないorz
素敵な読書ライフを!