たまには好きな音楽の話でも。
2004年にリリースされた、ハードロックバンドVelvet Revolverのデビューアルバム『Contraband』から、「Slither」という曲とそれにまつわる3人のシンガーについて。
[1人目:Scott Weiland]
Scott Weilandはオリジナルのシンガー。
ミュージックビデオではこんな感じ。
最初にこの曲を聞いた時、どうにもボーカルがしっくり来ないな、と思っていたのだけれど、それは間違いだったと今なら分かる。
初期のライブだとこんな感じ。このバージョンはイヤホンで聞くと低音がはっきりしていて好き。
外のライブだとこんな感じ。
趣旨からは外れるが、Velvet RevolverのベーシストDuff McKaganによる教則本的な動画もある。
自分の好きなシンガーはAerosmithのSteven Tylerだったり、QueenのFreddy Mercuryだったり、初期のAxl Roseだったりするので、高音が特徴的なシンガーが多いのだが、他方でScottはどちらかというと低めの声でこの曲を歌い進めていくので、最初の自分の違和感はそこにあったのかもしれない。MetallicaのJames HetfieldとかPanteraのPhil Anselmoとか低い声も好きなんだけど、Scottのあまり叫ばない感じが好みじゃなかったのかも。
[2人目:Myles Kennedy]
Velvet Revolverがアレな感じになって、Scottが古巣のStone Temple Pilotsに戻ったあと、Velvet RevolverのギタリストSlashがソロプロジェクトを進める中で出会ったのがMyles Kennedyというシンガー。
ライブで何度もSlitherをプレイしている。
Mylesの歌い方はややScottに寄せている感じはあるものの、個人的にはちょっと物足りない感じも。
[3人目:Axl Rose]
そして真打ち、Slashが古巣Guns N' Rosesに戻って数年、かつての盟友であるAxl Roseと共に「Slither」を初めてプレイしたのがこの6月。
これは酷い。
どこかのサイトのニュースで知ってYoutubeを漁って、出だしでガッカリした。
と同時に、きっとまだAxlは歌い慣れていないだけ、という期待もあった。1992年の東京ドーム公演のAxlは(Youtubeでしか見たことないけど)それはもう凄かったのだから。
現に、ファンがリミックスしたバージョンは結構いい感じに仕上がっている。
そして先日のフランス公演である。
これだよ、これ!
正直もっといけるでしょという感じもするし、歌いこなしている、という程しっくりは来ていないけれど、いい感じにテンションが上がる。
2017年に来日したけど、また来日しないかな。
[まとめ]
RIP Scott.