及部さんチームにお邪魔してモブプロ現場見学してきた話とか

モブプロ現場見学会に参加させていただいた! 

想像以上に良い刺激を貰えたので今日はその話を。

 

お品書き。 

 

[きっかけとか]

kdnakt.hatenablog.com

この記事を読んだブロッコリー氏(id:nihonbuson)が 及部さん(id:TAKAKING22)に連絡を取ってくれて、実現した。

 

 

で、日程も決まってワクワクしていたら、ちょうど先週omoiyari.fmの及部さん回が公開されたので感想を書いた。

lean-agile.fm

kdnakt.hatenablog.com

 

というわけで、普段一緒に働いているチームメンバも一緒に、やさしい変態たちのいる街へ。 

 

[行ってきた]

10年ちょっと東京に住んでるけど、よく考えたら二子玉川の駅は乗り換えでしか使ったことなくて、降りるの初めてだった気がする。

 

 

クリムゾンハウスすごい綺麗だった。タワーとかヒルズとかじゃなくて「ハウス」ってのも個人的には好きな響き。

 

あとは撮った写真はこれくらい。

f:id:kidani_a:20180427014913j:plain

うちの会社もこういうキャラ欲しいなあ。

 

[感想とか]

で、ようやく本編。

 

やったことの概要としては

  • 導入
  • モブプログラミング体験
  • 事例共有&ディスカッション
  • モブプログラミング現場見学

という流れ。

見学会の途中で一切メモとか取らずだったので完全に記憶ベースで書いていく。

 

<<導入>>

導入では、モブプログラミングとはそもそも何かという話から、一日の流れとかを伺った。

そもそも〜の部分では及部さんから、既に実戦されてるので釈迦に説法ではとのツッコミがあって(笑)、この辺はさらっと流して次へ。

 

<<モブプログラミング体験>>

で、いざ体験。

及部さんのチームが実際に開発されている製品で、今まさにお客さんからきているリクエストについて概要をざっくり説明してもらってスタート!

2018年のデブサミでのモブプロ体験会ではテーマはFizzBuzzだったというのでこの日もそれかと思っていたら、なんと実物に触らせてもらえるということで、ドキドキしながら自分がトップバッタでモブプログラミングが始まった。

 

今回は時間もないのと、全員がドライバを経験するというゴールがあったので、Mobsterを使って7分ドライブして、1分引き継ぎ時間、という設定。

Mobsterの説明はこの辺が参考になる。モブプログラミングを始めようとしていた頃に読んで、使ってみたいなと思っていたのだけれどこの時まですっかり忘れていた。

techblog.recruitjobs.net

Mobster、連休明けのMobsterでちょっと取り入れてみようと思う。 

 

開発を進めて行く上で、初めての言語、普段使わないエディタ、キーボード、など障害となる要素がたくさんあった。

使っていたフレームワーク自体は、自分の感覚では一般的な構造(ルーティングを決めるクラス?があって、コントローラがあって、ビューがあって)だったので、実装箇所を特定したり方針を考えたりする際にそれほど障害にはならなかった。

 

全画面表示にしていたせいかMobsterがうまく機能しなかったり、途中ディスプレイとの接続の調子が悪くなったりと、いくつかトラブルもあったものの、なんとか40分ちょっとでいただいたリクエストを実現する画面の雑なモックが動くところまで進められた。

 

「やったー!」の回数は確か40分のモブの中で3、4回くらいだった。

「お、エラーが出なくなりましたね!せーの!」という感じで振ってもらったのが良かったのか、普段自分たちだけで進めている時よりも圧倒的に「やったー!」の回数が多かった。

この回に参加する前は、「デブサミの発表では3分に1回『やったー!』が出ていた」という話も聞いていて、課題の設定とか分割の単位が上手いのかな?と思っていたが、そういうことよりは、自分たちと成果に対するマインドの違いがある気がした。3ヶ月弱モブプロをやってきた中で、多分致命的に足りていないのがこの部分で、これからは動くコードが手に入ったらそれをきちんと成果だと認識して喜ぶ、というのをもっと積極的にやっていかねば。

 

<<事例共有&ディスカッション>>

体験のあとは、改めてモブの何が良いかを及部さんが語ってくれて、そこからディスカッション。先ほどのモブプロ体験の良かったところに始まり、今自分のチームでどうモブプロをやっているか、何が問題か、と言った話を小一時間ほど。

 

途中の休憩でフッと直前のドライバが漏らした「〇〇のやり方がわからなくて止まっちゃいました」という発言が本日のハイライト。

 

考えていることをとにかくドライバが喋って口に出して周りのナビゲータに伝えねばならない、というのがモブプロの重要なポイントなのは自分もチームメンバもこれまでの経験からわかっているつもりだったのだが、初めての場所、人ということもあってか、モブプロ中にやや緊張して口数が少なくなっていた。

そんな中で、先ほどの発言があり、事後のディスカッションでブロッコリー氏も及部さんも同様にあれが良かったと指摘していた。あの発言によって困っていたポイントも明確になったし、Mobsterを使って強制的にドライバを交代することで、短い間隔でのフィードバックというか振り返りが可能になる、ということが体感できたのが大きい。

同時に、普段のモブを振り返ってどうかというと、普段は2〜3時間程度やって最後に振り返りをして、その時になってようやく「そういえばあの時アレが分からなかったんだよね」という話が出たり、あるいは事後別のタイミングで「アレって……」という質問をしたり、ということがよくある。つまり、一箇所に集まって、一つのコンピュータでプログラミングしてはいるが、モブプログラミングの持っている情報共有だとか教育的側面を十分に活かしきれていない、という問題点が明らかになった。

 

言い換えれば、自分のチームは心理的安全性が十分には確率されていない、ということだ。

「これって今自分が分かっていないけど聞いていいのかな……でも締め切りも近いし製品の完成を急いだ方がいいから口を挟まない方がいいよね」とチームメンバに思わせてしまっている、遠慮させてしまっているということになる。チーム内で、メンバの成長が重要な価値であるということを共有できておらず、結果としてチームとして未熟だ、ということだ。

チームメンバとの1on1などで、「モブプロやって、メンバ間のコミュニケーションも取りやすくなった」というような話を聞いていたので、なんか上手く行ってそうだしこれでいいか、と思い上がっていた自分にとっては、ディスカッションの中でチームとしてまだまだ未熟でもっともっと上に行ける、という気づきは中々に衝撃的だった。

 

同時に、こういう部分で「あ、悔しいな、もっとできたのにな」と思う自分に気がついたのも、新しい発見だった。

自分としてはもっとコーディングして成果を出していきたい、やっぱり開発者たるものコーディングしてなんぼ、という価値観でいるつもりだった。とはいえ、Githubに公開しているコードのレベルからもお察しの通りのレベルで、マネジメントというかチームビルディングとか、コーディング以外に武器にできるものもあった方がいいな、と漠然とは考えていたものの、「悔しい」と思えるほど興味関心を持っているとは思っていなかったので。

 

他には、及部さんから、「チームリーダ(=私です)が主体でモブをやっているようだが、インフルエンザで1週間休んだりしたらどうする?続ける?」という質問がメンバに飛んだ。

先ほどの、チームメンバが自分の知識吸収を重要な任務/価値と捉えられていない、という話に関連した部分で、チームメンバの主体性を問う鋭い質問だった。「(モブプロを)続けたい、やりたい」という回答が多かったが、具体的にどうしたいという部分含めて、もっと主体的に考えて仕事しないとね、という話の流れに。

 

厳しい話も多かったけれど、普段の自分たちの仕事について時間を取って客観的な視点も交えて話あう時間はそうそう取れないので、個人的には非常に刺激的で楽しい時間だった!

チームメンバにとっても同様だったことを願う。

 

<<モブプログラミング現場見学>>

最後に、実際にモブプロをやっているスペースの見学をさせていただいた。

 

普段はちょっと大きめ?のディスプレイ2枚で、座っている席は変わらずドライバの人のマシンにディスプレイをつなぎ直してモブプロをやられているとのこと。2枚あるとナビゲータが調べた内容をそのまま映し出せるというメリットがある、との話はなるほど!と思った。

普段自分たちはディスプレイに繋がないマシンで検索して、Slackとかで情報共有しているので、ドライバの人が必要な情報に触れるのにやや時間がかかる場面が何度かあった。検索用のディスプレイをもう一つ用意する、というのもアリかもしれない。

 

イメージはまさにこんな感じ。

横にあるディスプレイを向きながら仕事をするので、初めの頃は首が痛くなってしまい、たまに席替えをして首を曲げる方向を左右入れ替えていたというお話がすごく現場感があって印象的だった。最近はもはや首の方が慣れたから席替えはあまりなくなったとか。

 

 

本当はもっと色々話したのだけれど、長くなってきたしパッと思い出せないのでこの辺で。

 

[まとめ]

  • お買いものパンダかわいい
  • Mobster良かった
  • 小さな成果/価値を認め、速くshippableな製品を仕上げていく!
  • チームビルディング頑張る
  • モブプロ中の情報共有用ディスプレイ良さそう

 

及部さん、佐藤さん、宮﨑さん、お忙しい中ありがとうございました!

またいつか成長したチームの姿をお見せできればと思います。

 

今日のブログ執筆BGMはこちら。

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やっぱビリー・シーン変態だ。