昨日は熱が出たので、会社休んでRebuild.fmでも紹介されていた「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」の動画を見てました。
こういうのはあんまり長く覚えておいても得はしなそうなので、早めにブログに書いて忘れてしまおう。
というわけで、現在は通用しない古くなった考えを捨てる、「アンラーニング(学習棄却)」のお話なのじゃー。
[アンラーニングとの出会い]
おそらく自分がまともにこの言葉を認識したのはこの本を読んでいた時だと思う。
中途入社の部下が成果を出せていないような場合のフィードバック手法の一つとして、アンラーニングが紹介されている。
過去に学んだやり方で、しかし現在は通用しないものを捨てることを「アンラーニング(学習棄却)」と言います。(150頁)
情報過多のこの時代に、情報の洪水に溺れてしまわないように、不要なモノは積極的に捨てていかなければならない。
過去にしがみついていると、足元をすくわれてしまう可能性だってある。だから、他人からのフィードバックを得るなどして、必要な場合には積極的なアンラーニングを行い、成長して成果を出していく必要がある。
「四畳半」の樋口師匠の言うように、
人生一寸先は闇である。我々はその底知れぬ闇の中から、自分の益となるものをあやまたずに掴みださねばならない。(153頁)
という、情報でもなんでも、とにかく役に立つものを取得しようとする姿勢も重要だが、同時に、手に入れたもので必要のなくなったものは捨てていかなければ生きていけない*1。
[モブプロでアンラーニング]
で、年明けの休み中に『WEB+DB PRESS Vol.102』の「はじめてのペアプロ/モブプロ」を読んでいたら、ベテランが新人と組んでペアプロを行うことのメリットのについて次のような説明があった。
- 教えることで再整理による学び
- アンラーニングのチャンス
ベテランはプログラミングで使うツールや考え方に慣性が働いているため、より効率的にプログラミングするためのスキルを学ぶために、現在の自分のスキルを棚卸しする良い機会だ、と言うことらしい。
ここでアンラーニングなんて単語が出てくるとは思わなかったので少し驚いた。
驚いたとともに、ふと気がついたのは、自分のGitの使い方だ。
3、4年くらい前から仕事でもGitを使うようになって以来、Git GUIだとかSourcetreeなどのGUIツールをずっと使ってきた。が、去年から新人と同じチームになって仕事のやり方を見ている中でターミナルでgitコマンドを利用しているシーンが目についたので、自分でも試してみて、最近ではGUIとコマンドを半々で利用して、コマンドも便利だなと感じている。
完全に「アンラーニング」できてはいないが、全く成長していないわけでもないので、まあ良しとする。
[Star Warsとアンラーニング]
Xウィング(戦闘機)を、フォースを用いてダゴバの沼から引っ張りだすシーン。
Luke: Master, moving stones around is one thing. This is totally different.
Yoda: No. No different. Only different in your mind. You must unlearn what you have learned.
Luke: All right, I'll give it a try.
Yoda: No. Try not. Do … or do not. There is no try.
新しいことを始める前に、固定観念(=すでに学んだもの)を捨てよ、というヨーダの教え。「Do ... or do not. There is no try.」という言葉には、チャレンジ精神を大事にしますとか甘っちょろいこと言ってるんじゃねーよ的な凄みを感じる。個人的にはプロシュート兄貴の
「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」
の方が好きだけど。
[まとめ]
体調は良くなってきたので今日は仕事に行ける筈(インフル判定がでなければ)。
締めはプロシュート兄貴のお言葉なのじゃー。
「成長」しなきゃあオレたちは「栄光」をつかめねえ。
*1:樋口師匠の考えが足りないとか、批判する意図は毛頭ないことを申し添えておく。だからと言って、闇鍋はごめんだが。